タロットカードの各カードの解釈について、今回は「21:世界」です。
大アルカナの最後に位置するこのカードには、月桂樹でつくられた輪の中の一人の女性とその周りに、天使、鷲、牛、ライオンが配置されています。天使、鷲、牛、ライオンはそれぞれ、風、水、大地、火の占星術でも使われている4要素を象徴していると言われています。真ん中の女性は男性であるという説や、両性具有であるという説や解説者によって意見が分かれていますが、私は女性だと思っています。
大アルカナのカードは0の愚者から順番に人間の成長過程に当てはめた物語があるのですが、その最後が世界。この世界のカードの後には、再び愚者に戻ります。新たな始まりってことですね。
個人的にすごく好きなカードです。出た時はなんとも言えない達成感に包まれるんですよね。
タロットカード「21:世界」の意味
21:世界 正位置の意味
- 全てが一つであることを感じる
- 調和の中で行動する
- ゴールに到達する
- ハッピーエンディング
- 夢が叶う
- 人生の喜びを味わう
- 可能性が目覚める、喜びを発見する
この世界のカードの示す成功や達成できることは一人で成し遂げられることを意味するものではありません。
時の流れの中で様々な者たちとの関わりの調和がとれて世界がうまく機能していることを示しているのです。
21:世界 逆位置の意味
- 衰退
- 堕落
- 低迷
- 未完成
- 臨界点
- 調和の崩壊
タロットカード「21:世界」の解釈
リーディングでこのカードが出たとき、その物事が最高の状態に落ち着くことを表しています。恋が叶うということだったり、望んだキャリアを手に入れられる時だったり。大切なのは、わー!ハッピーエンド!良かった!とそこで終わってしまわないこと。
終わりの後には始まりがあります。世界のカードに続くのは愚者のカードです。何かが完結したということは、何かが始まるということです。次はどんな物語が始まるのか…その先についてもしっかり考えていかないといけません。
時々あるのが、付き合っている相手の気持ちについて見ている時に、現在のお気持ちで世界のカードが出たとします。相談者の方はその人と結婚することを望んでいます。世界のカードが出ると、良いように思いますが、相談者さまのゴールが結婚でも、お相手にとっては今がゴールになっている。お相手も幸せな気持ちを感じている、お付き合いに満足していることにはかわりないのですが、結婚へ向けての新たな物語にはまだ出発していないことになります。その場合は、お相手の方に物語はまだまだ終わらないよ!と言うことを伝えてあげて、愚者のカードに再び戻ってもらうことが大切です。
その他のタロットカードの意味(大アルカナ)
0:愚者 1:魔術師 2:女教皇 3:女帝 4:皇帝 5:司祭(教皇) 6:恋人 7:戦車 8:力 9:隠者 10:運命の車輪 11:正義 12:吊るされた男 13:死 14:節制 15:悪魔 16:塔 17:星 18:月 19:太陽 20:審判 21:世界
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